スーパーに美味しそうな椎茸が売られていた。
産地は愛知県だった。
すずめは『(忌が開けた)今年は御節料理が作れるから』という事で御節料理に使う、亀の甲羅型の椎茸を作ることになった。
年末になると形の良い椎茸は価格が高くなる。
今のうちに良い椎茸が手に入れば自分で干せば良い、という訳だ。
名古屋の今の我が家は日当たりが良いので、ベランダに干すことにする。
買ってきた椎茸の柄の部分を切り取る。
ここの部分は捨ててしまわないで、小さく割いておく。
傘の部分は六角形に整形して、表面には亀の甲羅のように切れ目を入れる。
整形したときに出る、カケラも小さく刻んで。
これで準備は完了だ。
ザルに互いに重ならないように配置して、あとは御日様に仕事をしてもらう。
数日で甲羅の切れ目が、クッキリしてくる。
その頃には小さく割いた柄や整形カケラの部分は、カラカラになっているはず。
この柄の部分は清汁や味噌汁の出しにすると、とても美味しい。
亀の甲羅は、すずめが御節料理(お煮染め)に仕上げてくれるはずだ。
そろそろ年賀状の準備も始めないといけないな。
©️Tanu記