狸の現在の住まいの暖房は、ガス(温水)式床暖房とエアコンの併用だ。
昨今のエネルギー事情から今シーズンは、ガスよりも電気にシフトしている。
設定温度は環境庁推薦より少しだけ高い20℃。
大阪くらいの外気温だと部屋は直ぐに温まって、エアコンの出力も絞られ室内機のファンの音も小さくなる。
音楽も流さず、すずめとお喋りもせず、静かにしていると何だか耳を圧迫するような重低音が気になる。
職業柄、狸は機械の異音は気になる質なのだ。
インバーター式なので多分、コンプレッサーの回転数を下げて運転しているのだろうなぁと思うのだが、それにしてもうるさい。
一体どんな音が出ているのだろう?
そう思ってアップルストアで『スペクトラムアナライザー』アプリをダウンロードしてみた。
便利なアプリが有るなぁ、と感心しきりで早速計測してみると、
65Hz に、はっきりとしたピークがあった。
『耳を圧迫するノイズはこれかぁ』
ピークホールドすると 60dB に達していた。
単一成分の音ではないが一般的に 60dB を超えると『うるさい』と感じ始めるそうだから、これはうるさいと感じても狸がおかしいわけではないようだ。
原因と中身は分かったが、やはり音がしている限りは、スッキリしないのだった。
エアコン、やめようかな。
©Tanu記