だから、発進も加速も楽ちんなのだが。
意外に難しいのが渋滞路などでの、チョロチョロ走行。
いわゆる、微速前進だ。
スパーカブは実用車なので、小さいエンジンで荷物を積んで坂道を登って配達する、そんな用途のために、1速ギア比が大きく取られている。
自動遠心クラッチが設定エンジン回転数で繋がると”グイッ!”と力強く前に出る。
そうならないように、アクセルをほんの少ししか開けないとエンジン回転が上がらずクラッチが繋がらない。
MT車だと半クラッチの断続でスムースに進めるのだが、そこは機械任せのスーパーカブは融通が効かない。
プロ?のカブ使いは、シフトペダルで半クラッチ(ご存知と思うがシフトペダルを踏み込むとクラッチが切れるので、ゆっくり戻すと半クラッチができる)をやりながら進む、という高等テクニックを使う人もいるとか。
狸の場合はギクシャクしながら進むか、フットブレーキを踏みながら、アクセルでも調速するのだが。
ドライブスプロケットを大きくするという手も有るみたいだが、あまり改造はしたく無いし、渋滞で微速前進する機会は少ないしね。
もう少し上手く走れる方法はないかな。
©️Tanu記