連日猛暑日で、めっちゃ暑くなってきた。
さすがの狸も、あまり好きじゃないエアコンを入れていても、扇風機や団扇(うちわ)が恋しくなってくる。
そんな時、団扇は好きなときに好きなところに風を送れる、古き日本人が愛用した、ローテクだけどなかなか便利なものだ。
我が家に先代から伝わる? うちわがある。カッコつけることはない、狸の両親が病院や銀行から挨拶代わりにもらったものだが、竹と紙でできている。
プラスチックのうちわも、何故か山のように有って処分に困ったが、この竹の団扇は何となく捨てずに取っておいた。
いずれも20年以上は前のものだと思われるが、まだまだ現役で、しっかりしている。
狸がコドモの頃は団扇と言えば竹を裂いて作ったものだった。そのうちにプラスチックのものが出てくると軽いしカラフルで、あっと言う間に席巻されてしまった。
改めて竹のうちわで扇いでみると団扇の本体の剛性が高いと言うか、しっかりしていて風力や風向をコントロールしやすい。
ときどき昔のものを使ってみるのは楽しいことだ。
©Tanu記