2024年問題の余波かな。
報道によると警察庁は、トラックやバスなどの大型車に、AT限定免許を2027年にも導入する方針を明らかにしたとのこと。
背景には運送業界の人手不足がある、と解説されている。
狸は『AT限定でも運転できるからバスの運転手になろう』っていう人は、それほどいないのじゃ無いの?って思うけど。
逆に『トラックの運転したいけど、MTは乗れないしなぁ』って人も少なそう。
これは、いま大型・中型の運転免許はMTだけだ。
最近大半を占める、AT限定の普通免許を持つ人は、MT操作を身につけないと大型・中型の免許を取得できない。
そこに、AT大型・中型免許が導入されれば、MT操作なしに取得できる。
その分、壁が低くなって取得者が増えるかも?という目論見だ。
最近、名古屋の(大阪でもそうだったが)街中で乗る市バスは、AT車が多く見られる。
免許云々じゃなくて運転手さんの負荷低減だと思われる。
街中を走る路線バスは、マニュアルだとギアチェンジの回数が膨大になるだろう。
ATになれば、随分楽になると思う。
実際、販売数ベースでは大型トラック、バスの4割近くが、ATなのだそうだ。
免許制度も大切だが、運転手さんの労働環境を魅力あるものにしなければ、乗りたい人は増えないんじゃ無いだろうか。
理由なく、大型トラックやバスを運転してみたいなぁ、と思う狸であった。
©️Tanu記