teams で会議をしていた。
その日は teams になにかトラブルが生じたらしく、タイムラグが何時もより大きかった。
狸は、たいそう気になっていたが、中には全く気にならないという人もいた。
合唱をやっている大学時代の友人が『合同練習をオンラインでやるのは難しい』と言っていた。
数ミリ秒のディレイでも気になるのだそうだ。
タクト120の4分音符の間隔は125ミリ秒。
32分音符くらいの分離は朝飯前だと言うから、15.6ミリ秒になる。
往復で10ミリ秒以下になっていないと練習にならないのでネット回線を変えたと言っていた。
狸家は楽天モバイルのテザリング機能を使っていて速度は 30Mbps くらい出ているものの、ディレイは40ミリ秒近くある。
これだと流石に普通の会話でもディレイを感じる。
昔、狸が海外出張に初めて出かけた頃、国際電話をかけると滅茶苦茶ディレイが有るだけじゃなくて、回線によってはエコーもかかったりして、とっても話しにくかったものだが、今じゃネット経由で会議するとあまり気にならない。
光速の壁は超えられないけど、そんなところにも技術の進歩を感じるのだった。
©Tanu記