JR大阪駅前の市バスのターミナルでチョット見かけないカラーリングの大阪市バスを見かけた。
深緑色のベースカラーに赤や白のストライプが描かれたその車両からは、昭和レトロ調を感じられた。
調べてみると、大阪市メトロ(シティバス)が運行する通称『ゼブラバス』で、500台以上の所有バスのうち数台だけらしい。
ゼブラバスは、戦後の高度経済成長に伴い台数が増えていた『市バス全盛期の1950~60年代に活躍したバスのカラーリングだそうだ。
何となく懐かしい気分なのは、狸がチビ時代の1960年代中盤に、少しだけ大阪南部に居たことがあり、その時に見かけた記憶が残っているのだろう。
市営交通開業110周年を記念して2014年に登場。
市バスの車体に1950年当時の柄のフィルムを貼り、窓も丸みのある白い枠も造って、その外見を再現したとのこと。
『台数が少ないほう話題になる』と、市内に7カ所ある営業所に1台ずつしか配置されなかったらしい。
2018年4月に民営化されて大阪シティバス株式会社に全路線を譲渡された。
民営化後は『ゼブラバスが走り続ける保証はない』と言われたみたいだが、登場後8年、3年後の万博の街も走ってほしいものだ。
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