市内に住んでいることも有って名古屋に来てからは地下鉄や市バスを良く利用するようになった。
大阪に居たときも、それなり公共交通機関を利用していたが郊外に居たので公営地下鉄・バスはあまり使っていなかった。
どこの自治体も公営交通機関は赤字が悩みのタネだが名古屋市は、どうなのだろう?
資料を見てみると、なんと令和3年度決算では、市バス全系統の平均営業係数は 140 だった。
令和3年は、まだまだ新型コロナの影響が大きかったが、それにしても随分の赤字。
内訳は全161系統のうち黒字なのはわずか、5系統。
97%の路線が赤字だったということになる。
営業係数が 300以上の大赤字路線も13路線ある。
中身をみると『〇〇巡回』という同一区内を巡回する路線の成績が押しなべて悪い。
『C-758系統』という市内中心部の繁華街を巡る巡回バスが例外的に 140 だが、一番良い『南巡回系統』でも 198 という。
地域住民は大きなターミナルと地域を結んでいる系統の方が使い勝手が良いようだ。
狸も巡回系統はあまり利用しない。
新型コロナの影響が少なくなってくる令和4年や5年には、もう少し改善するだろうか。
狸は名古屋にいる間は市営交通を便利に使おうと思う。