すずめと千里中央を歩いていた。
せんちゅうパルは2階より上は開放的(雨も降り込んでくるけど)なので、歩いていると燕がたくさん飛んでいる。
ここは北鳩家族(北大阪急行のキャラクタ)のお膝元なのに、意外と鳩は、せんちゅうパルには来ない。
だからか燕の巣がアチラコチラにある。
大体、雨のかからない壁の端っこなどに上手に作っている。
先日見かけたのは、壁のライトシェードの上だった。直径が 10cm くらいのシェードは、ちょうど燕たちが収まるのに都合が良いサイズなのだろう。
近づくと、ずいぶん賑やかなので見上げると、ヒナが3羽。親の帰りを待っていた。
見かけたヒナたちは羽毛が、ほぼ生え変わっているように見えた。
巣立ちの日も近いのだろうけれど、ある調査によると卵から孵って巣立ちに成功するのは半分。親鳥になれるのは7分の1だというから実に厳しい現実だ。
この巣、一見すると熱は大丈夫かと心配になるが、LED照明で中間には放熱用のスリットも開いている。
彼らの巣があるところは、ほんのり温かいくらいなのだろうか。
技術の進歩は彼らにも恩恵を与えているようだ。
©Tanu記