毎年記事にしているが、今シーズンも無事に蘭の花が咲いた。
もともとは庭いじりが好きな狸の亡父が育てて何十鉢にも増やしていたものを、母が受け継いでいたが、その母も亡くなって実家で残された最後の一鉢を狸が受け継いだ。
そこから少しづつ盛り返してきた。
2019年のシーズンまでは南側に置いていたので全ての鉢が勢いよく咲いていたが、その年5月から鉢植えを置くスペースが東側の壁際にしかなくなり、それ以来、毎シーズン日照不足が懸念されている。
わずか5輪ほどの花だが咲いてくれてよかった。もう一つの鉢にも数個の蕾ができていた。この鉢は狸が受け継いだ鉢の生き残った株から別れた株だ。
ここから、さらに出てきた新芽を別の鉢に植え換えて増やした最初の株から見れば、言わば孫のような株は、おもちのところに贈った。今年は咲いていないようだ。
ものぐさな狸は今までは水を忘れないようにやるだけだったが、来シーズンは日照不足を乗り越えて、もっとたくさん花が咲くように古い株の手入れをしよう。
加えて、もう少し肥料を研究して施したほうが良さそうだ。
©Tanu記