大阪に住んでいると何ら珍しくない。
街路樹がイチョウのところがたくさんあるからだ。
秋になると独特の香りとともに、アッチにもコッチにもコロコロと、銀杏の実が落ちている。
踏まないように歩くのが大変なくらい落ちている。踏むと大変。
狸(動物の)は銀杏を食べるそうだが、狸(このブログの管理人)も銀杏が好きだ。
コドモのころ父方の祖母が季節になると銀杏を買ってきてフライパンで炒っていた。おでんや茶碗蒸しに入れるためだ。
炒った銀杏の硬い殻をペンチで割って中の身を取り出すのが狸の役割だった。
『中の実を潰さないようにね』『パチンッ!』『あっ、実も潰れちゃった〜』『それは狸が食べていいから』
祖母は狸が失敗する分も、ちゃんと見越して炒っていた。
時は流れて、今はフライパンで炒る必要もなくて紙袋と電子レンジが有ればOK。
レンジ600wで1分くらいで弾ける。割れていない殻もあるが、それはペンチなどで割ればOKだ。
街中に大量に落ちている銀杏、拾って臭い果肉を取れば食べられるかもしれないけど、違法(占有離脱物横領罪? 窃盗?)だそうだ。
ちゃんと八百屋で買うのがキレイに洗われていて手間も無いし、美味しい。
フィンランドみたいに自然の果実は市民のもの、になれば良いけれど。
©Tanu記