今年も6月なかばに、庭の梅の木の実でシロップ漬けを作り始めた。
キッチンにストックしていたが、すっかり忘れていた。
1ヶ月ほど経った7月の終わりに漬かり具合を点検すると、
砂糖は全て溶けていて、ほぼ漬け上がっていた。
いつも漬けて最初の2週間くらいは、砂糖がなかなか溶けないので心配して眺めているが、忘れた頃に見直すと意外とちゃんとできている。
どこかの段階で急に染み込んで溶けるのかな。
狸家のシロップは氷砂糖ではなく、キビ砂糖を使うので出来上がりの色が黒めだ。
早速、試飲してみると今年のものは梅の香りが強かった。すずめによると『アルコール分は無いものの、まるで梅酒みたい』『狸は間違えて酔っぱらってしまうのでは?』らしい。
ところで、調べるとシロップの語源がアラビア語だということを知った。『飲み物やジュース』のことだそうだ。
梅のクエン酸と酢の力を借りて、今年の暑い自粛の夏も乗り切ろう。
©Tanu記