幸い我が家の鍋ではなかった。
先日、すずめが、とある高齢者施設にボランティアで出かけていった。
施設の厨房では、コーンスープを温めている時に焦がした鍋をどうするかの騒ぎ中。コーンスープのように粘度が高くて糖分が有るものは焦げ付きやすいのは御存知の通り。
すずめが鍋を確認すると派手に焦げ付いていて、施設の人たちが、たわしで擦ったりと大いに苦戦。
厨房で使うものなので、強力な洗剤・溶剤は使いたくないとのことだった。
そこで我らが、すずめ。
『安〜いので良いので食用酢はありますか?』
焦げ部分が浸るように酢を入れて、後は弱火にかけて、沸騰したら火を引いて。
匂いが強烈なので換気扇を忘れずに。
しばらくすると焦げが柔らかくなるので、傷の付かないヘラで優しく擦れば!
スルッと焦げが取れるのだ。
これはネットで検索するといくらでも出てくるが、我が家では何十年も前からの知恵なのだ。
狸が中学生の時、科学クラブ(やや暗め…)で『鍋の焦げを台所に有るものできれいに落とす』実験をやった末、大発見!(ネットがない時代の中学生にしては上出来)
という手法。まぁ、当時もデキる主婦はご存知だったようだ。
鍋が焦げた騒ぎで済んだから良かったが、我が家も火の扱いには注意しないといけないな。
©Tanu記