我が家には先代から受け継いだ茶碗がいくつかある。
食器棚に入れてあるだけで使っていなかった。
それでは勿体ないので、すずめが、お茶を点ててくれることになった。
茶筅(ちゃせん)も一緒だったので、すずめが使ってみたが上手く泡立たない。
『お茶が古いのかも知れない』『お湯の温度かな』
『どこで売っているんだろう』『見てから買いたいから実店舗が良いよね』
『百貨店なら有るのでは?!』
で、千里阪急百貨店に電話してみた。
すると、何種類か店頭に有るという。さすがは百貨店、さっそく行ってみた。
茶筅のブラシ部分には、いくつかの種類があって、初心者は100本のものが、おすすめという事だった。
見比べると新旧の差は歴然だ。
ブラシ部分の数が多くなると、きめ細かな泡が立ちやすくなるが、グリップ部分が太くなるため初心者には扱いにくいものになるそうだ。
また、数の少ないものはコンパクトになって野点などに用いやすくなるのだと。
ということでオススメの仕様で日本製のものを買った。
帰宅後すずめが早速、点ててくれた。
随分泡も細かくなって、甘みのあるお茶をいただけた。
チョットだけ習いに行ってみたくなった。
©Tanu記