実りの秋だ。
狸の同僚に実家が農業を営んでいる方がいらっしゃる(二人)。その一人から今年の新米を購入した。農協卸価格で譲ってもらい『真面目に作ってないけど、オマケに』と言って、さつまいもを頂いた。
土の付いたままのさつまいもを、すずめが幾つか洗って焼き芋にしてくれた。
あまり太くて立派だと中心まで加熱するのにムラが生じるので、焼き芋にするには細めの芋が良いらしい。もらってきた芋は、どれもちょうどいいくらいの細めのサイズだった。
オーブンの温度を低めにして焦らずじっくりと焼く。すると、ねっとりとした甘い焼き芋ができると言う(具体的には70℃前後で酵素の働きによりデンプンが甘くなるのだそうだ)。
果たして小一時間かけて完成した焼き芋は、その通りだった。すずめが『焼き芋にはバターと牛乳よね!』と楽しそうに用意してくれた。
やぁ、ねっとり甘くて美味しいなぁ。他にも完熟渋柿もいただいてしまっていて、美味しくて嬉しいのだが食欲の秋で太ってしまいそうだ。
これは明日は一つ手前の駅で降りて歩かないといけないなぁ。
©Tanu記