夕食時の南東の空に火星がひときわ明るい。
つい数日前には中秋の名月とともにオレンジ色に輝いていた。明るさは-2.6等級なので、そりゃあ随分明るいわけだ。
今回は前回(2018年7月)の接近よりもチョット遠いのだが、それでも視直径は22.6”になり『準大接近』と言えるらしい。
今後も2年2ヶ月ごとに接近するが、だんだん接近距離が遠くなり、接近したときの視直径も小さくなって次に直径20”を超える接近は2033年まで待たなくてはならない。
また視直径25”を超えるのはもっと稀で、2050年8月まで長生きすると、その迫力あるサイズの火星を眺めることができるはずだ。
デジカメで写すと明るく飛んでしまって、色が真っ白に映っている。目で見るとあんなにオレンジ色なのに。もう少し露出を絞れば良いのかな。
以前記事にしたかも知れないが、狸は1971年8月の大接近の機会に父親に望遠鏡を買ってもらって、以来、宇宙の不思議と魅力に引き込まれた。
まだまだ明るいので、すぐに見つけられる。みなさんも眺めておいてはいかが。
©Tanu記