狸の住んでいる街から数駅の千里中央駅(北大阪急行南北線終着駅)(延伸工事中)(大阪メトロ御堂筋線と直通運転)に、1970年の大阪万博に合わせてできたショッピングモールと地下街がある。
万博当時の千里中央駅は今の千里阪急ホテルの南側付近の中国縦貫道の敷地に臨時駅として有ったので、ここは駅の形をした単なる地下街だったそうだ。
地上4階までのショッピングモールは何度か改装されているが、地下は当時からあまり変わらない。そこに30軒ほどの飲食店があり、幾つかは1970年当時からずっと営業を続けている。その中でオススメなのが『ニューアストリア』だ。
何がすごいって、店も働いているおじさま?(たぶん狸より歳上)たちも1970年当時から。カウンターを入れても20人入れるかどうかくらいの狭い店内で、おじさま4人がテキパキと動いている姿は微笑ましい。
カツサンドが美味しく且つ安い。野菜入りのカツサンド(¥700、野菜なし¥650)にコーヒー(¥400)をつけて¥900(野菜なしなら¥850)。大阪の喫茶店らしくミックスジュースもある。
お昼時はいつも店の前に行列ができているし、テイクアウトを待つ人も多いことからも味と値段に納得できる。
狸としてはパンがベチャッとしない、野菜なしが好みだ。また結構ジューシーなので胸焼けしやすい方は半分でOKかも(持ち帰り可)。
タイムマシンに乗って、美味しい昭和のカツサンドはいかが。
©Tanu記