狸世代の方々は、こどものころ『コーヒーは大人になってからね』と言われて飲ませてもらえなかった人もいるだろう。
狸も小中学生のころは同じように言われて飲んだことがなかった。もっとも紅茶は毎朝のようにミルクと砂糖を入れて飲んでいたからあまり説得力はない。
なぜだかコーヒーは、こどもに飲ませてはいけない、と言われている。カフェインの摂取量が問題になるわけだ。ただし、緑茶や紅茶、コーラにもカフェインは入っているからコーヒーだけの問題ではない。
厚生省は特に定めていないようだが、全日本コーヒー協会が自主的に目安を公表していた。知らなかったなぁ。
我が家でも、狸はいい加減だが(こどものころから紅茶や緑茶を飲んでいたので)、すずめはキッチリしていて、こどもにはカフェインを余り摂らせないようにしていた。
狸はコーヒーが好きなので、一日に数杯飲んでいるがミルクを入れる時もあり、まだ小さかった、にゃんこやおもちが飲みたがった。
そこで、すずめが一計を案じたのが『こどもコーヒー』である。
なんのことはない、麦茶や万能茶を濃く抽出したもの。色の割には苦くないし、勿論カフェインフリーで、しかも安価だ。
色も大人のコーヒーに酷似していて、ミルクを入れるといい感じになる。ブラック?でもイケる。
これで随分騙された二人は、大人になって『これを飲ませたのよ』と、すずめが暴露するまで『こどものころからコーヒーを飲んでいる』と思っていた。
大人も寝る前の一杯にいかが?
©Tanu記