毎年この時期には記事にしているような気がする。
狸家では、すずめが12月をクリスマス強化月間として、家中の飾り付けやイブの料理に力を入れてきた。
子どもたち(にゃんことおもち)が巣立って数年になるが、我が家のクリスマス強化月間は、だんだん地味になってきた。今年は新型コロナの影響か、飾り付けも数日前にチョコッとだけ。
聞くと、こどもたちや孫が近くにいないと、気分が盛り上がらないのだという。
狸実家はこどものころから家庭行事が多い家で、元旦の屠蘇から始まって大晦日の紅白歌合戦を見ながらの年越しそばまで、いろいろ行事が目白押しだった。
それぞれの行事の進行や食事のメニュー、使う食器まで決まっていて、今思うと父親が行事が大好きのようだった。
狸が就職して独立した後も細々と行事をこなしていたようだが、やはり地味になっていったようだ。
家庭行事というものは子どもや孫がいないと盛り上がらないもののようだ。
狸実家も狸のこどもたちが喜ぶような歳になると再び力が入るようになって、暮れに帰省するとクリスマスツリーがまだ飾られていた。
中学・高校の時分に変につっぱらないで、もう少し両親に付き合ってやればよかったかな? と、今になって思う。
©Tanu記