120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

蝉さ〜ん

いよいよ梅雨も明けそうで夏本番も間近。

我が家の近所の公園やバス通りの並木の蝉の声も目覚まし代わりの大合唱。そんなある日の朝、通勤電車に揺られていると、すずめからラインで写真が送られてきた。

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我が家の網戸に蝉が停まって羽を休めているらしい。

蝉の思い出と言えば、栃木で新婚の頃に借りたアパートの横が雑木林で、それはそれは蝉が毎朝にぎやかだった。大阪と違うのはヒグラシが多くて、少しは涼し気な声ではあった。

ある週末の朝、いつも蝉の声は大きいのだが、その日は特に大きい鳴き声だった。まるで頭の上で無いているみたいだな、と、薄目を開けると何とヒグラシが寝室の柱に止まって鳴いていた。

いつどこから入ったんだろう?エアコン入れて窓を閉めているのに(そのアパートは新築だったけど網戸が入っていなかった)。ともかく捕まえて雑木林に帰ってもらった。

もう一つの思い出は、おもちが2歳くらいのころ、狸の親の家で夏休みを過ごしていたときのこと。家は大阪の郊外で庭もあり、蝉もたくさん羽化したのだろう、父親のゴルフ練習用ネットに抜け殻がくっついていた。

おもちは蝉の鳴き声を真似したいのか、蝉に呼びかけたいのか、大きな声で『せ、さ〜ん』と叫んでいた。お尻をちょっと突き出して両手を握りこぶし、力の入ったそのスタイルを今も思い出しては、すずめとふたりでクスクス笑うのだった。

©Tanu記