ブラックサンドビーチからヴイークの町までは、直線距離だと目と鼻の先にあるが、海岸沿いには道がないので、1号線まで戻って少し回り道をする。でも、すぐに到着。
ここで給油しようと思ったけど、たくさん順番待ちで並んでいたので、ホテルの近くで入れることにする。まだ半分くらい残っているから大丈夫だろう。
ここまでは観光客が多いからか、大きなスーパーと土産の定番を並べている衣料品店などが入っているモールがある。
モールの中にはWCがあり無料だが『寄付してください』と、箱が置いてあった。寄付金でトイレをキレイにしています、ということらしい。
スーパーでパンやヨーグルトなどをかごに入れて野菜コーナーを見て回ると、狸の好物の芽キャベツがとても安く売られている。
アイスランドは野菜がほぼ輸入で高い。ホテルの朝食も野菜は種類が少ない。その中で、この値段はきっと地熱利用の地場野菜だろうと勝手に解釈して購入した。茹でて食べれば、野菜不足も解消だ。
買い物も済ませて出発する。ヴイークより東の方は交通量が急に少なくなった。左手は山、右手は海か広い牧草地帯、という景色が続く。遠くの山は万年雪をかぶっている。
Vikの町を出て1時間位でキルキュバイヤルクロイストゥルに到着。これより東に向かう人はここで給油!と言われている、そのガソリンスタンドに着いた。給油ポンプが2つポツンとあるだけで事務所もないし、もちろんWCもない、店員さんもいない。
不思議なのはこれだけ田舎まで来たのに、軽油の値段はレイキャビクと大して変わらなかった。
カードがアクセスしなかったらどうしよう、と少々緊張したが無事給油完了。ここからホテルまでは1kmほど。
今日の走行は244km。走っても走っても全然飽きが来ない。このままずっと走って一周してみたいと思うばかりだ。
©Tanu記