パイクスピーク・ヒルクライムをご存知だろうか。100年前から独立記念日前後に行われている、アメリカ屈指の公道ヒルクライムだ。日本で言うと富士山のスバルラインでヒルクライムをやるようなものだ。開催場所は、ロッキー山脈・デンバーで有名なコロラド州に有るパイクス山。
PPIHCの期間以外は普通の観光道路として山頂まで登れる。また、クルマでなくても観光用のパイクスピーク・コグトレインというラック式の登山列車でも登れる。山頂は富士山より遥かに高い4301mで、誰でも到達できるが空気が薄く寒いのでご注意を。
PPIHCの結果は沢山の方が書いているだろうから詳しく書かないが、VWの電気自動車が8分切りの驚異的タイムで総合優勝。モーターサイクルはKTMの1290 Super Duke Rが12位で10分切り。
こんなパイクスピークに狸は仕事で2回訪れている。まだ若かった(20年ほど前だから)から、空気が薄くて息苦しさを感じながらも仕事をこなすことが出来た。そんな思い出のある山だが日本ではあまり馴染みがないだろう。
先日すずめに連れられて神戸三宮の雑貨店をぶらついていたときに、有るものに目が釘付けになった。
なんと、そのパイクスピークのお土産マグカップ。デッドストックの直輸入ではないかと思うのだが、どんな物語が有って日本の雑貨屋の店頭に並んでいるのだろう。
パイクスピークの思い出やPPIHCの事を熱く語ったらしく、後日すずめがプレゼントしてくれて、今は我が家のムーミンマグと並んで収まっているのだった。
©Tanu記