すずめと狸は、2023年3月に愛知県に引っ越してきた。
つまり転入。
区役所は、ごった返していて、たぶん新入大学生かな?と言う感じの若者も、たくさんいた。
先日、クルマでラジオを聴いていたら自然増減を含まない転入と転出の人口差の統計値の話題があった。
それによると東京は、コロナ禍で流出が増えたものの最近は流入が増えて人口増。
都内の新築マンションの平均価格が、1億円を超えたと話題になっていたが、それを裏付けるような数字だった。
一方、東海3県(三重・愛知・静岡)は、いずれも11年連続の流出超過で、愛知県は約8000人流出が多いのだそうだ。
反対に東京に流入してくる人口が一番多いのは愛知県だと言う。
番組で分析するには、愛知県は世界有数のメーカーの、トヨタや、その関連企業が軒を連ねていて製造業は盛んなものの、ITや、旅行・サービス業となると、やはり東京に集中しているのだそうだ。
そこで製造業を目指さない新卒者は東京に向かうことになって流出する、という図式らしい。
物を造って売って利益を上げる、というビジネスモデルが古臭いものになっているのかと思うと、メーカーに40年近く勤めている狸は、複雑な気分になるのだった。
©️Tanu記