暑い。
名古屋は大阪よりも暑い気がする。
38℃に手が届きそうな日もあって、35℃の猛暑日は涼しく感じるくらいだ。
そうなると麦茶が恋しくなる。
狸がコドモの頃は母も祖母も大麦を買ってきて、フライパンで炒っていたように思う。
そのうち炒られた麦茶を量り売りで買ってきて麦茶を沸かしていた。
最後まで麦茶を沸かしていた、ステンレスのヤカンは大事に受け継いで行くつもり。
その昔、すずめと狸が、朝淹れたコーヒーに氷とミルクを入れて飲んでいると、昼寝から目を覚ました、まだ幼児だった、にゃんこが『何を飲んでいるの?』。
すずめは、こどものころはコーヒを飲んではいけないと言われて育ってきた。
『コレはコーヒー。おチビは飲めないんだよ』
にゃんこは『◎✗■△!』と不満そう。
そこで、すずめが一計を案じた。
濃いめの麦茶に、ミルクと氷を入れたら、色もそっくりの『こどもコーヒー』の出来上がり。
『はい、どうぞ』
大人と同じ(ような)飲み物をもらって、にゃんこは得意気だ。
それ以来『こどもコーヒー』は我が家の定番になったが、にゃんことおもちに聞くと、小学生の間は、大人と同じコーヒーを飲んでいると思っていたらしい。
時は流れて我々も『カフェインの摂り過ぎは良くない』とか『トイレが近くなる』とかで『こどもコーヒー』を時々飲んでいる。
巡ってきたね。
©Tanu記