昔(大昔?)は電気屋が一杯あったのになぁ。
大須は今や古着・食べ歩き・外国観光客向けの土産屋・飲食店・PC・アニメ・フィギュアが軒を連ねる若者(とオタク)の街に変貌を遂げている。
すずめが時々、大阪でも素見しに行っていた古着屋チェーンの店が名古屋は大須に有ると聞いたので行ってみた。
こういう場合、狸は大半が御伴の時間だ。
おかげで随分ファッションの知識は増えたが基本的には欲しいものは余りない。
すずめが選ぶ服が似合うかどうか、すずめが見ないところを漁って『こんなの有ったけど、どぉ?』と提案する、荷物が多ければ持ってあげる、くらいの簡単なお仕事だ。
ブラブラ歩いていると『アメ横ビル』を発見。
途端に小学生の頃に記憶が飛ぶ。
母方の祖母と大須観音に御参りをしたあと暫く別行動、なけなしの小遣いで電子工作部品を買いに行った。
あのとき買ったのは赤色 LED をウインクさせる兎だったなぁ、などと思い出す。
ゴールデンウィークは電子部品店も半分くらい御休み。
けれど残りの半分で十分楽しめた。
狸は結構楽しかったけど、古着屋は品揃えが若者寄りで値段も高め。
すずめは、ほんの少し面白くないのだった。
©Tanu記