名古屋観光は続く。
横山美術館でオールド・ノリタケの企画展をやっていると言うので行ってきた。
横山美術館は『Carと言えばGoo』のプロトコーポレーション会長の横山氏が、1998年から個人で収集してきた明治以降の、日本で制作され欧米を中心に輸出された陶磁器(いわゆる里帰り品)約3000点を後世に残すため美術財団を設立。
同社の40周年を記念して2017年に開館したそうだ。
狸は『食器は機能的に使えれば良い派』なので、自分で飾皿や芸術的に美しい図柄の食器を買おうとはならないが、すずめが、古め(1970年代以前)のノリタケが好きなので、芸術品を鑑賞するつもりで、お供して来た。
賑やかな栄界隈から直ぐのところにあって、アクセスは良い。
小振りなビルだが、5階まで展示フロアが有り見ごたえがある。
面白いのは全館撮影可能で移した写真は『是非SNSで拡散してください』とのこと。
入館料は企画展開催時は 1000円だが、JAF会員は 200円引きで入れる、活用しよう。
皿や壺など全般に言えることだが全面曲面なのと下絵と焼いた後の発色が異なるので、描画の表現が難しく、ノリタケは職人を育てるために何年も教えるそうだ。
その中から描画家とも言えるようになった人たちは、絵皿にサインを許されたという。
絵画とはまた違った芸術性に、飾りたくなる人が居るのも頷ける。
狸も飾って見たくなる、見合う家が有れば、ね。
©Tanu記