名古屋駅の少し南。
JR東海 名古屋車両区を眺めるのに良いロケーション。
さぞや、撮り鉄さん達が、いつもいるのだろう、と思って行ってみたが目ぼしい電車が通らないのか誰もいなかった。
ざっと数えて、25線くらいを渡っているだろうか。
名古屋市中心部のビル群も良く見える。
近鉄名古屋本線、JR関西本線、あおなみ線と3社の線路が並行する。
少しくすんだ黄色に塗装された橋の姿が印象的だ。
今は老朽化のため自動車は通れなくなったらしいが、そのぶん安心して、ブラブラ眺めていられる。
名古屋市の認定地域建造物資産に、なっている。
北側の大きなトラス橋は、かつて京都の保津川に架かっていた鉄道橋で、昭和5年に道路橋として現在の位置に架けられたそうだ。
戦争中も物資供出や空襲の被害に遭わなかった。
京都からここに架け換えられた理由も老朽化のためだと言うから、今でも使われているのは素晴らしい、と言うか驚きだ。
アニメやドラマのロケに使われたらしいが、狸が訪れたのは平日の夕方とあって、静かだった。
名古屋の歴史建築を巡るのも楽しそうだ。
©Tanu記