大阪メトロ御堂筋線に乗っている人なら。
一度は聞いたことが有ると思う。
梅田駅あたり。
狸は学生時代にも御堂筋線に乗っていたので、その存在は知っていたが、コロナ禍になってから地下鉄でも窓を開けて走るようになったので、よく聞こえるようになった。
あまり疑問に思っていなかったが『それにしても、なぜだろう?』と思ったので調べることにした。
すると、ちゃんと理由と解説があった。
大阪メトロの公式YouTubeチャンネルの公開動画『地下鉄なのに踏切の音?なぜ?』に、その答えがあった。
それによると音の出所には地下だから当然、踏切も遮断機も無い。
お察しのとおり、この音は保線作業員に電車の接近・通過を知らせる警告音なのだ。
点検作業は電車が通らない深夜だけでなく日中にも行われるため、現場には営業列車が頻繁に接近。
通常は電車が来る方を向いて作業をするので、ヘッドライトなどで接近が分かる。
しかし急カーブ地点では電車に気づくのが遅れる危険があるため、安全対策として警報機を設置と解説している。
確かに梅田駅手前は急カーブだね。
大阪メトロによると、導入されたのは1966年とのこと。
『踏切の音』を採用したことについては『聴こえた際に電車が来るというイメージがすぐに浮かびやすい』という理由からだそうだ。
神崎川の橋で聞こえるのも同じ理由なのだろうか。
©Tanu記