先日の会社帰りのこと。
いつものように、西側の眺めが良いところを歩いていた。
ちょうど夕日が沈もうとしていた。
そのときに、ふと気がついた太陽の周りの光の輪。
よく見ると虹のように七色だ。
虹?
虹は太陽を背にしないと見えないはずなので、違うなぁ。
じゃあ、ハロかな。
夕日の方向に水分の多い薄い雲がかかっているのだろう。
うまい具合に水蒸気が有るのか二重になっていた。
カメラには写りにくかったが肉眼で見ていると、さらにその外側に、もう二重有るようにも見えた。
つまり四重のハロ?
うん、これは珍しいかも。
そう思って眺めていたが、ものの数分で見えなくなってしまった。
自然現象で何時もと違う(気づいていないだけのことも多いと思うが)ことに遭遇すると、なにか凄く得した気分になって写真を撮りたくなる。
『これは良いこと有るかなぁ〜』と思ってね。
と思ったけれど翌日は雨降りだった。やっぱりハロだもんね。
物事は、そう上手くは行かないのだった。
©Tanu記