狸がここに来てみたいと思ったのは、膨大な数の個人蒐集のモーターサイクルコレクションを見てみたいのは、もちろん。
その中でも世界一周を果たした XL250 と、推定価格 2億円のモーターサイクルを見てみたいと思っている。
『2億円のバイクは金網の中に入ってるよ』と岩下氏。
2億円出して購入したわけではないそうだ。その訳は。
ドゥカティのアポロ試作車。
L型4気筒で 1260cc。
アメリカの白バイ市場へ、ハーレーの牙城を崩すべく参入を試みた、その試作車で世界中に、この1台しか無いそうだ。
ということで試作に要した費用や希少性を考慮した、オークション価格だと恐らく2億円になるだろう、ということらしい。
それではコチラはどうなのだろう?
3年半で世界一周を成し遂げて、21万5千km以上走行した XL250BAJA だ。
実際にライディングした荒木利行さんから、2005年に譲り受けたそうだ。
オークションに、もし出たら?いくらだろう。
コース図と燃料タンクに貼られたおびただしい数のステッカーが長旅の歴史を語っているようだった。
他のモーターサイクルも見て回り『残りの400台は、いつ展示されるのだろう?』
と思いながら一周してきた。
ところで館内は、ほぼ空調がないので寒い。厚着して行こう。
©Tanu記