120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

昭和レトロ喫茶店

狸が出社の日に、すずめが一緒に出かけた。

その日、狸は半休(午後半日有給休暇)だった。

そこで一緒に行って会社の建物を外から見て、すずめはカフェでモーニングを食べて英語の勉強をしながら昼まで時間を潰そうという事になった。

『通勤路に7時半からモーニングをやっているカフェがあるよ』

狸は通勤時に、そのカフェの前を通るが朝は始業の前か掃除をしていて、夕方は、もう閉まっていることが多い。

随分前から在るから、そこそこのレベルなのでは? と思って、すずめに勧めてみた。

会社の前で別れた後、すずめから連絡がたくさん来た。

『7時半になっても開かない』

『定休日が増えた?』

『もう一つのカフェも開店しない』

『8時になってようやく開いた』

『この辺のカフェは”だいたい何時”で開くの?』

『コーヒーは鍋で温めて入れてくれている!?』

そう言えば、と思い出した。

狸が学生時分、コーヒーをハンドドリップやサイフォンで入れてくれる店は『珈琲通』の店として値段と敷居が高かった。

学生が気楽に行って時間つぶしが出来る安い店は『定食屋の女将さん』がコーヒーも出してくれるが、業務用のコーヒーを温め直していた。

すずめが『昔、友達がホットコーヒーを頼んだらアイスコーヒーが来て、作り直しをお願いしたら、それを鍋に空けて温めていた!』という話をしていたが、そんな昭和レトロな喫茶店が未だあるとは。

恐るべし、大阪市内。

ちなみに、モーニングセットは、そこそこ、お得感があったそうだ。

©Tanu記