昨年、所要で東京に出かけたときに乗った機体が787だった。
何度か記事にしているが、狸は窓側に座る派だ。いつものように機嫌よく?窓の外を眺めていると、窓の下に何やら意味ありげなスイッチが有るのに気がついた。
今まで何故か787に乗っていなかったような気がするが、ともかく気づいたのは初めてだった。
『なんだろう?』スイッチの名称は書かれていない。勝手に押してもよいのだろうか。見渡すと他の窓の下に全てこのスイッチが有る。
これしきのことでCAさんを呼び出すのも気がひける。そこで黒い方のボタンを1回押してみたが、青いLEDが一つ点灯しただけ。
『う〜ん、何じゃこりゃ?』もう一回押すとLEDはひとつ下に移った。しばらく眺めていると空の色がやけに青いことに気づいた。
そう、787にはサンシェイドがなく、その代わりに液晶を活用した5段階調整式の『電子カーテン』が装備されていたのだった。時代に取り残された感MAXだが今気づいた。
1段にして写真を撮ると空が青く写って綺麗だ。
国際線で明るいが就寝時間のとき、外をチラッと見たいときなど、サンシェイドを開けると急に眩しい日差しが入ってきたりして、周りの人に気を使うが、これなら少しずつ明るくしていけば良いので外を見るのも楽だろうか。
次の国際線で試してみたいが、その日が来るのはいつだろう。
©Tanu記