宇宙食で小腹を満たした。K君、次の目的地は?『クルマの博物館が有るよ、行く?』狸が車好きなのを知っていて探しておいてくれたらしい。気が利くねぇ、K君『どんな博物館なの?』『僕も行ったことがないから行こう!』
車で少し走りカーディーラーの一角に入った。
なんだか少々様子が違うなと思いながら館内へ。すると、ブリキ製の幼児用の足漕ぎ車の制作・レストア・販売を手掛けて展示している博物館兼ショウルームだった! ww
小さなお客様とそのご両親が楽しそうに見学中。いやぁ、興味はあるけど、ちょっと小さすぎて乗れないなぁ。みんなで爆笑しながら後にした。
博物館を出てショッピングモールに向かうときに事件は起きた。
路面電車の軌道を走っていはいけない部分があり、そこをK君が間違えて少し走ってしまった時に隠れていたパトカーが着いてきた。サイレンは鳴らさないものの停止しろという。
ポリスに呼ばれるK君を皆で心配げに眺めていると、しばらくして『みんな現金は有る?』と聞くので、それぞれ『●●ルーブル有るよ!』K君、頷きながらパトカーに戻っていく。
また戻ってきて『3000ルーブル有る?』。すずめが1000渡して3000ルーブル。しばらくして戻ってきたK君、湯気を吹きながら『悪徳ポリス!』と吐き捨てる。
まとめると『違反を報告して6ヶ月の免停にされたくなかったら3万出せ』『あの車には日本の警察関係者が乗っているし現金は3000しかない』『じゃあ3000でいい』→放免、ということらしい。
ロシアでは警察官の賄賂要求が日常的に有るんだな。気分は悪いけど5000円位で無事で良かった。
さぁ気を取り直して遅い昼ごはんに行こう。
©Tanu記