120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

思い出のクルマ〜プレリュードXX、外伝(七人のこびと)

狸がプレリュードに乗っていた頃にちょっと流行っていた物があった。

それは、セダンタイプのクルマのリヤトレイ部分に、TOMY製の『七人のこびと』のぬいぐるみを並べて走るということ。

街なかで時々見かけるようになって、若かりしすずめが欲しそうな顔をするようになった。正月に帰省した時に狸の父親をクルマに乗せて走っているとき、そのようなクルマに遭遇した。

狸が『すずめが、(小さい子みたいに)あのぬいぐるみが欲しいって言うんだよ』とか言ったのだろう。言った本人はすっかり忘れていたのだが。

ゴールデンウイークに帰省したら父が嬉しそうに『七人のこびと』のぬいぐるみを出してきた。しかも、プレリュードのリヤトレイに並べて置いても倒れないような台をダンボールでこしらえて、である。

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まぁ、すずめの嬉しそうだったこと。父もまんざらではなかったようだった。七人のこびとを揃えた値段を見て『息子(狸)は買えないだろうな』と思ったのだろう。

プレリュードとともにドライブを楽しんでいた七人のこびとたち、翌春にプレリュードをワゴンに乗り換えたのと、いつもリヤトレイにいると退色してしまうからと、家の中に入った。

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その後、時々すずめに洗ってもらい、父の形見となった30年近くたった今でもキラキラのまま、すずめの絵本蔵書の一等地に陣取っている。

©Tanu記