さて、少々間が開いてしまったが、プレリュードの続きだ。
狸の乗っていたのは『XX』と言うグレードだったが、これは英語圏ではいただけない名前らしい。『XX(エックスエックス)』は、色んな意味で大きな声で言えない言葉を表すから。T社の『セリカXX』も英語圏では別の名前だったらしい。
狸としては上級グレードの『Si』よりも『XX』の方が響きとしては好きだったのだが。
もちろん良い所も一杯あった。その中から、この車ならではの話題としては、
当時はオプションでも装着できる車が少なかったABS(当時の商品名は4W-ALB)が付けられたこと。この装備のおかげで2回命拾いしている。
一度目は大雨の中央高速道路で、狸号を追い越して行った車がスリップ、スピンした。ブレーキを踏付けながらも衝突しないで済んだ。
二度目はスキーに出かけた時、峠道を下っていたらアイスバーンのところで多重衝突事故が発生。ツルツルの路面ながら、何とか止まることができた。
以後の狸家のクルマには欠かせない装備になった。
サンルーフが標準装着だった。前席の頭上がガバッと開く爽快な気分を楽しめた。
四輪操舵を付けた。
車体の割に小回りが利いて、駐車が楽ちんだった。ただしコーナーリングにちょっと癖があり、慣れが必要だった。
リトラクタブルヘッドライト。普段は閉まっていて、ライトをつけるとお目々パッチリ。ライトを付けないでも開閉できるので、
前走車に退屈そうなチビッ子が乗っている時に、パタパタと開閉させると、ほぼ例外なく喜んでくれた。
©Tanu記