120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

思い出のクルマ〜ACTY STREETその2

このクルマでは色々なところに出かけた。

中でも一番思い出深いのは、北海道へ悪友と2人で放浪?の旅をしたことだった。予算の関係上、宿に泊まるつもりは最初から無くて、暗くなったら良さそうな公園の駐車場に停めて寝る。もぅ35年くらい前の話で、警官に職務質問されもしなかった。

往路の大阪から青森までは陸路を23時間かかって1100km走り、長距離トラックの運転手さんから激励の缶コーヒーをもらい、青函フェリーで函館に渡ったのち、二週間くらいの時間で北海道を5000kmほど隈なく走った。まだ未舗装の道もあちこちに有った。

朝は自炊をする。コンビニはなかったから、昼と夜は予算の範囲で地元の食堂に行く。風呂は当時はまだたくさん残っていた銭湯や、キャンプ場のコインシャワー、温泉旅館の内湯などをハシゴした。洗濯物は食事の間にコインランドリーに放り込んで、走行中の車の中に干して走った。

学生の気楽さで農家のおばあちゃんに野菜をもらったり、ツーリングやサイクリングをしている他の若者と合流してBBQをしたりした。今思うと、この頃はコミ障ではなかったかもしれないなぁ。

道内を散々走って小樽から敦賀までフェリーで帰る前夜に、札幌に住んでいた従兄弟の家に転がり込んで一泊だけ布団の上で寝た。小樽まで従兄弟家族と共にドライブ。まだ小さかった従兄弟のこどもたちが、我々の変なクルマに乗りたがり、交代でリアシートに乗せて走った。

親は心配していたかもしれないが、当時の狸は全然気にしていなかった。時が流れ、おもちとコーラが車中泊やキャンプの旅を好むようになった。

変なところが似るものだと、少しくすぐったい気分がしている。

©Tanu記