出社勤務する日、会社への道を歩いていたら1円玉が落ちているのに気がついた。
無意識にすっと拾った。さすがに小学生ではないので、そのまま交番へ、というのも何だ。
いつも目線が下向きと言うことはないと思うが、狸は良く拾い物をする。電車通勤をするようになってから、現金だけでも年に100円は拾っているかも。
会社に持って行って机の引き出しに貯めておいて、年に2回のボーナス時に会社の労働組合が行うチャリティ募金箱に入れている。
もちろん現金だけではない。
通勤中に拾ったのは覚えているだけでも、定期券数枚、腕時計、スマホ(狸も落とさないようにしなければ)。。。皆、駅の事務所に届けているが落とし主はわかったかなぁ。
ところで高校時代の物理の教師だったか『1円玉が落ちていても拾ってはいけない』と、力学の時間に冗談交じりで話していた。
師の理論を要約すると『歩く速度をゼロにするエネルギー』『拾うまでしゃがんで、拾った後立ち上がるエネルギー』『また同じ速度まで加速するエネルギー』、のエネルギーが必要で、このエネルギーを得るための食料が必要。
更に、2秒ほど到着が遅れるので時間給換算で損失する。
以上を足し合わせると1円ではペイしない、というものだった。
2秒ほどで電車や会社には遅れないと思うので、時間給は抜いても良い気がする。エネルギーは1円では済まないのだろうか?
チョット計算してみたくなった。
©Tanu記