先日の仕事の帰り道。
大きな交差点の広い歩道で『国境なき医師団』の幟をあげて寄付を募っている人たちがいた。
国境なき医師団の活動費は寄付などの浄財で賄われて、いわゆる、スポンサーは、いないということだけど。
それは立派な活動だが活動費の集め方に少し疑問が残る。
以前、大阪にいた時にも、この人たちの募金活動を目にした。
ある日声をかけてきたその人に聞いてみた。
『ボランティアか医師団の人なの?』
すると元気よく『違います!』。
では、というと、PR活動の、アルバイトなのだという。
医師団の人たちは忙しくて街頭に立っているわけにはいかないから、アルバイトの人を雇って、PR活動をするのだろう。
緑の羽根や赤い羽根の寄付も、こどもたちが声を挙げているのは微笑ましいが、大人がやっているのをみると、大変だなぁ、と思う。
では寄付を募るのも良いが、欧米の選挙ボランティアみたいな労働力を募るのは、どうだろう。
寄付金の代わりに労働力を寄付する。
交通費と食事をもらって働いた、1日分の給料を寄付する、なんて、どうなのかな?
強制労働に、なっちゃったりしそうだからだめかな。
街頭で丸1日声を張り上げるより有意義にも思えるのだが。
©️Tanu記