高校・予備校・大学と同じ学校(学部は違うが)を歩んだ友人Kが亡くなった。聞くと昨年夏ごろに体の不調を感じたものの年末まで仕事をしていて、いよいよしんどくなって闘病生活に突入したが、原因が掴めぬままに先日旅立ったと。
Kは地元の公営病院で活躍後に独立、小さなクリニックを経営し順調に人生を歩んでいるかに見えた。大阪に来てからの狸の主治医でも有る。
『ずっと診てらわないといけないから長生きしてくれよ』と言っていたのに、なんとも無情で気持ちの整理がなかなかつかない。
昨夏に小さな異変を感じたときに、ほんのすこし休んでくれていたら、と思うとやりきれないものが有る。責任感が強いKのことだから、自身の患者さんたちを放って休むわけにはいかないと考えてのことだったろう。
ニュースで著名人の訃報を耳にすると、残念な気持ちとともに、とても焦る気持ちが持ち上がってくる。『このままサラリーマンを続けながら歳を重ねていて良いのだろうか』と。
少なくとも体調の変化に気を配りながら、やろうと思っていることを先延ばしにしないようにしよう。今はただそれだけしかない。
Kのご冥福をお祈りします。合掌。
©Tanu記