すずめと買い物の帰りに回り道をして歩いていたら、とても小さな鍾乳洞が有るのを発見した。ただし洞自体は人工構造物だ。
幅20cm、高さ10cm、奥行き20cmくらいか。『探検するには危険は伴わなそうだが、個人所有のものと考えられる』などど、すずめに冗談を言っていた。
これはコンクリート中の石灰が雨水で溶けて鍾乳石と石筍のように形作られたもので、白華現象と言うそうだ。
街なかでもコンクリート建造物の下の方に見かけることが有る。通っていた中学校の校舎の渡り廊下にも出現していたが、こんなに出来のいいものを見たのは初めてだ。
コンクリート製の塀の上部の小さな亀裂を伝って水が流れた跡が残っているが、あと数年で鍾乳石と石筍が繋がって石柱にまで成長しそうだ。これはすごい? コンクリートの鍾乳石や石筍は見かけたが、石柱はお目にかかったことがない。
ここのお宅は、見た感じ20年は経過していそうだったので、20年で9cmくらい成長したようだ。
この速度で成長すると、あと数年後には石柱ができているだろう。忘れていなければ、またここまで足を伸ばして確認してみたい。
すずめは、ちょっと?呆れ顔をしているが。\(^o^)/
©Tanu記