120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

思い出のモーターサイクル〜DAX70

ヤマハパッソルを手に入れて、翼の生えた靴を買った気分で嬉しかったが、そのうち不満も出てきた。まず、遅い。最高速は原付だからあまり出ても危ない(免許も)から我慢するとして、発進加速が壊滅的だった。ちょっと登りの信号待ちからの発進は、足で漕ごうかと思うくらい。大阪北部は坂も多く、困った。

大学受験で二次志望にしか受からなかったので予備校進学を決め込み、通学の為と称して小型自動二輪の免許を取得。もともとビビリなので、ヘルメットが義務付けされていて(当時原付はノーヘルOK)シフトチェンジを楽しめる小型二輪を買おうと決めた。

パッソルは地元のタウン紙で売りに出したらお金持ちのお嬢さんが練習用に買ってくれたので、それを軍資金にして、また例の中古車店に聞きに行った。条件は『小型自二,タンデム可,Honda車,4スト,予算4万円』だった。程なく店長から連絡があって『ちょっとくたびれてるけど、DAX70があるよ』という事で2代目の愛車になった。

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残念ながら写真はない。昨年、本田宗一郎ものづくり伝承館で写したDAX70の写真が有ったが、これは狸のものよりちょっと古くて、ハンドルをたたむことができてミッションが3速クラッチなしのタイプだと思う。

DAX70になって環境が激変した。まず、速かった。当時の法定速度の50キロは余裕でクリアし、発進加速も交通の邪魔にはならない程度に良くなった。しかも燃費も良かった。パッソルよりちょっとだけ大きい2.5(パッソルは2.3)リットルのタンクで100キロ以上走れた。

DAX、あの格好でスーパーカブの110を積んで出してくれたらなぁ、と真剣に思う。

©Tanu記