EVがエコとは限らない。
EUは3月28日のエネルギー相理事会で、2035年にゼロエミッション車以外の販売を原則禁じることで正式に合意した。
EV以外でもOK?
実は内燃機関車の新車販売を認めない当初の案を修正した。
温暖化ガス排出をゼロとみなせる合成燃料の利用に限り販売を認めることになった。
内燃機関車の販売禁止は昨年秋に欧州理事会と欧州議会、欧州委員会が一旦合意した。
ついに内燃機関も終わりかと残念に思っていたが、その後に自動車メーカー大手を複数抱えるドイツが合成燃料を使用した内燃機関車の容認を強く主張した。
その結果、内容の修正が行われた結果となった。
ドイツ強いね。
ただし同じく温暖化ガス排出をゼロとみなせるバイオ燃料車(植物由来のアルコールなどの)はダメのようだ。
合成燃料は二酸化炭素と再生可能エネルギーによる電力を使用した電気分解で得た水素からつくる。
ガソリンと同じ成分に調整されるが現段階では生産コストが高く乗用車向けに販売されるかは不透明。
経済産業省の試算では再生可能エネルギーが安い海外で製造しても1リットルあたり約300円、国内だと約700円でガソリン価格の2〜5倍に相当するそうだ。
リッター700円かぁ、それでも内燃機関車に乗りたいね。
©Tanu記