報道によると、マツダがロータリーエンジン搭載のプラグインハイブリッドモデル「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」を、ベルギーで開かれているブリュッセルモーターショーで初公開した。
RX-8以来およそ11年ぶりの、ロータリーエンジン搭載車の復活ということになる。
ただし、主な駆動力は電気モーターだ。
シングルローターの『8C 型』ロータリーエンジンは噂通り、その発電用として搭載される、いわゆる『レンジエクステンダー』。
狸の周りにもいる、コアなロータリーエンジンファンには『チョット違う』感が否めないと思うが役目を変えての再登場にエールを送りたい。
フル負荷時には、ロータリーサウンドを響かせながら発電するのだろう。
17.8kWhのリチウムイオンバッテリーと50Lの燃料タンクを搭載し、EV走行は85kmが可能だという。
あのボディなので、なかなかでは。
バッテリーは少なめで燃料タンクは大きめな気がするが、クルマの性格と航続距離を考えての選択だろう。
燃焼効率では不利と思われるロータリーだが小容量で出力が高く振動も少ないことのメリットが大きいのだろう。
発電専用とは言え、ロータリーエンジンの復活は喜ばしいと思う。
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