面白い記事があった。
内容は簡単で、単位の接頭辞が31年ぶりに増えるらしい。
接頭辞とは、
10の3乗がキロ、6乗がメガ、9乗がギガ、12乗がテラ、15乗がペタ、18乗がエクサと続くアレだ。
エクサ(exa)は日産自動車のクルマの名前にもなっているな。
現在の最新接頭語は、1991年の国際度量衡総会で認められた、ゼタ(21乗)、ヨタ(24乗)で、クルマのエクサは最大接頭辞が更新される前に姿を消した。
最近では、パソコン関連の記事で『ペタバイト』という言葉を良く見聞きするようになってきた。
米国の調査会社『IDC』によると、2010年に全世界に存在したデータ量は、1.227ゼタバイトだったとのこと。
さらに2025年には175ゼタバイトに、2030年代には世界に流れるデータ量は10の24乗のヨタのオーダーに乗るという予想もあるそうだ。
世界中にあふれるデジタルデータの量を表そうとすると、現行の接頭辞では不足しかねない。そこで、接頭辞を増やす必要が出てきた。
2022年11月に行われる第27回国際度量衡総会で、新たな接頭辞であるロナ(27乗)、クエタ(30乗)が議論されるらしいが、おそらく採用されるという。
漢字文化圏では68乗の無量大数まであるから、まだ、不足することはないかな。
©Tanu記