先日、仕事で外出した帰り道に高速道路のサービスエリアへ休憩で立ち寄った。
飲み物でも買おうかと売店に入って物色していると、浅黒く日焼けした男たちが数人、狸の方をジロジロ見ているのに気づいた。
『むむっ、殺気!』と思ってよく見ると、狸が4年前までいた前職場の違う課の人達だった。ゴルフに出かけた帰りだった。
そこも小さい所帯だった(今の事業所の倍くらい人がいたが、それでも最盛期で80人くらい)ので、課間の風通しは良かったので課は違うものの、休み時間に話をした人たち。
少しの間、懐かしい話をして職場の現状を報告しあったりしたが、どうにも名前が思い出せない。
残念ながら、もともと狸は人の顔や名前を覚えるのが苦手で(すずめは逆に驚異的に覚えている)、ひょっとすると従兄弟たちの顔も忘れそう。
向こうも楽しげに話をしてくれてお互いの近況は伝え合うことができたのだが、ついに名前を聞くことができなかった。
その中のひとりの名前は覚えていたのだけど、一番親しげに話してくれた人の名前が思い出せない。もう定年退職された先輩だからなぁ、名簿にも載っていないし。
あんなこと一緒にしましたね、と思い出話はできるのに。
う〜ん、あのひと誰だったかなぁ?
©Tanu記