120歳まで生きるとすると?

「まだ人生半ばじゃん」と気付いたいま、 120歳まで健康で退屈しないためには何をすればいいのだろう? そんなことを一記事500文字くらいで書いていこうと思います

留学生の思い出〜その10(第6話)

横浜まで行くことになったが、今回はもうクルマを借りに行かなくても済む。昨年(1996年夏)Hondaのステップワゴンを買ったからだ。

我が家の家族4人とV氏、5人で乗るには楽勝だ。いろいろ考えてミニバンを購入しておいて良かった。

朝早く出発して横浜に向かう。お正月渋滞も所々発生していて、それなりに時間は要したが約束のお昼ごはんの時間には間に合った。

さすが私立大学教授のお宅は素晴らしい。V氏を連れて訪問すると件の教授は流暢なロシア語で挨拶をしている。話を聞くとV氏は、日本でロシア文学の研究をしている人からすると、会えただけでも光栄な先生なのだそうだ。『へぇ〜。うちでは子どもたちとよく遊んでくれる、酔っぱらいのロシア人のおじさん、なのだけどなぁ』(狸の心の声)

そんな大先生をボランティアで世話をして、横浜まで連れてきてくれた狸家族のことも、おせち料理で手厚くもてなしてくれた。

文学部の他の教授もV氏に会いに来ていて、偉そうな先生方は皆『V教授』と言うのに対して、狸家の家族は『〇〇』とニックネームで呼んでいるのが面白かった。

(ロシア人は名前別にニックネームがおおよそ決まっている。A氏が来たときに教えてくれた)

(この記事は1996年の出来事を書いているため内容が古い場合があります)

©Tanu記