1月25日の、JAXAプレスリリースによると。
SLIMは目標着地地点から東側に約55mの位置に着陸していた。
ピンポイント着陸性能は恐らく3~4m程度と評価しているとのこと。
38万kmの彼方の月面に数mの精度で自律的に着陸できたわけで(GPSも無いのに)、これはすごいことだと思う。
取得データについては、将来のピンポイント着陸技術(火星とか?)に必要な着陸に至る航法誘導に関する技術データ、降下中及び月面での航法カメラ画像データを全て取得できたという。
着陸直前に行われた小型プローブ(LEV-1・LEV-2)の放出は成功。
マルチバンド分光カメラも電源オフまでの間に試験的に動作させて画像を取得した。
撮影された画像も公開されていた。
https://www.jaxa.jp/press/2024/01/20240125-1_j.html
詳細資料によると、333枚撮影する予定の画像のうち、257枚撮影できたと言う。
あっぱれだ。
太陽電池が発電していないのは降下中に、エンジン2基のうち片方が何らかのトラブルで推力を失って予定の姿勢で降りられず、太陽電池が西向きになってしまったことが原因で、月の日の入りには発電できる可能性もあるとのこと。
発電したら更に多くの、データを送ってくるだろう。
まだまだ楽しみは続く。
©️Tanu記