すずめが英会話の講師と話していた。
信号の緑色は英語では”green”なのに、なぜ日本語では青なのか。
実は同じ疑問を小学生の時に持った狸は、わざわざ親に警察署まで連れて行ってもらって質問をしたことがある(我ながら変わった小学生だな)。
親に聞いても明確な答えが返ってこず学校の先生も知らない。
だったら、と、警察署が頭に浮かんだのだ。
たしか交通課?の少し偉そうな警官(小学生だから、おまわりさん、と呼んでいたかもしれない、失礼しました)曰く。
『緑色の芋虫は”青虫”って言うだろう?緑色の竹を半分に割った奴を”青竹踏み”って言うだろう?同じように言うんだよ』
と、分かったような、分からないような。
学校で先生にその話をすると『ふむふむ、そうか、なるほど』と感心した様子。
今は狸も大人になったので、そのリアクションも分かると思う。
日本語は綺麗な緑色のことを”青”と呼ぶ文化があるのだ(勝手に解釈)。
事実、JAFにも同じ質問が来るのか、FAQがある。
それによると、法規では”青色”と決められている。
が、『緑を青と呼ぶ理由は、日本語の「青」が表す範囲の広さにあるようです。青菜、青竹、青葉など緑色のものを青と呼ぶ場合が多かった』とある。
なるほどねぇ。狸の理解で概ね正しかった。
鉄道では青と緑が使われていることもあるが、その場合は”みどり”と”あお”って言うのかな。
©️Tanu記