すずめが大須商店街の古着屋の初売りを、ひやかしに行くと言うので、ついでに以前から気になっていた古き時代の喫茶店に行ってみることにした。
場所は大須観音通り(アーケード)の中。本町通りの西側になる。
とっても小さなお店で入り口のドアも小さくて頭上を注意しながら入らないとならない人も多いだろう。
気になっていながら入っていなかったのは昭和時代の喫茶店そのままに『喫煙可能店』と、なっているからだ。
店内は『こども用の椅子じゃないか?』と思うくらい小さい、ソファとテーブルが、5セット。
全部で18席だが全席を埋めるのはスペース的に無理がありそうだ。
店内は空いていたが喫煙者が、3名居て十分に煙たかった。
『昔、茶店は、こんな風だったね』
『うんうん』
狸は名物という、餡トーストとアメリカンコーヒーを、すずめは、バタートーストとカフェオレ。
ゆで卵を、オプションで。
バターサンドに卵を挟んで頂く。
餡トーストは持つと重たいくらい餡が、ずっしりだ。
トーストは、6枚切りくらいの厚さなので食パンの、3分の1ほど食べた格好になって、お腹一杯になった。
コーヒーは濃いめで美味しい。
これも昔ながらの味がする。
紹介していた本によると今のオーナーは、2代目で、もともとこの店の常連さんだった人だとか。
なかなか美味しいコーヒーだったが、常連になるには紫煙の敷居が高そうだ。
©️Tanu記