誕生日。
狸は8月生まれ。
小学生低学年の頃は夏休み中に誕生日が来るので、いわゆる誕生日会が出来なくて残念だった。
中学年になるときを回した友人(か、その母親)が、夏休み中でも遊びに来てくれた。
高学年になると誕生日は家族が祝ってくれれば、それで良かった。
結婚すると家族が祝ってくれる。
仕事で海外に行くことが多くなり、砂漠の中で迎えた誕生日は4回。
4回目の時に、その話をしていたら現地スタッフが、サプライズで、ピンク色の大きなケーキをくれた。
砂糖の塊みたいで、とっても一人では食べ切れずに、チームみんなで食べた。
にゃんこやおもちが小学生の間は何かと工作してプレゼントをくれたりした。
こどもたちも独立して、すずめと二人で迎える誕生日は、美味しいものを良い雰囲気のレストランで頂くイベントになった。
孫がしっかりしてくると、ビデオ通話でハッピーバースデートゥーユーを歌ってくれたりする。
フェイスブックのおかげで、しばらく疎遠だった旧友や海外の友人からもお祝いの言葉をもらえるようになった。
また一つ歳を取る。
そんな日なのだけれど『誕生日は良いもんだ。いくつになっても良いもんだ。』
ピンキーとキラーズの、サントリーCMソングのように、いくつになっても良いものだ。
お酒は呑まないけどね。
©Tanu記